和歌山は、「紀州ネル」で代表されるように、昔から繊維と染色に関係の深い土地です。
当社も、製造品目は戦前のタンニン酸から染顔料主体の中間物へと変わってきましたが、歴史ある地場産業の発展の一翼を担って歩んできました。
中間物と言われてもピンとこないかも知れませんが、身の回りの色とりどりの染料顔料また医薬品・農薬等に形を変え、豊かな生活に必要不可欠な化学品として私達に役立っています。
一言でいうなら、中間物は暮らしを支える縁の下の力持ちと言えるでしょう。
当社は、創業約80年にわたって培ったニトロ化・還元の独自技術をもとに、多様化するユーザーニーズにあった製品作りを目指してきましたが、今日その努力が認められ、最近の新しい医薬品・農薬の骨格には数多くの当社の中間物が使用されています。
ユーザーは、国内の化学会社大手はもとより、海外のビッグカンパニーであり、当社製品へ寄せられる高い信頼性を物語っています。